
こんにちは!愛の野菜伝道師小堀です。
今日十月十三日は七十二候で菊花開(きくのはなひらく)。
菊の花が咲き始める頃。
旧暦では重陽の節供の時期で、不老長寿の薬効があると言われる菊の花を
お酒に浮かべた菊花酒を飲み、長寿を祈願したと言われております。
食用菊には黄色やピンクなどの色がありますが、特に最上級と言われているのが
ピンク色した山形県が生産量一位の『もってのほか菊』
もってのほかやもって菊という名前で呼ばれたりもします。
その彩り、花びらがくるくる♪と筒状になっていることでシャキ感♪もこのうえないのです。
そして天皇家の御紋=菊 ということから
そんな荘厳なお花を食べるとはもってのかだと言う意味やもってのほか美味しい
と言う意味からきていると言われております。
もとは延命楽(えんめいらく)という品種で
新潟県では『かきのもと』『おもいのほか』と呼ばれていたります。
各地で呼び名が変わり、色々な名前があることで
地域の食文化に根付いてきたことがわかりますね。
バラやユリはお祝いのときに飾る特別な花という印象がありますが
菊は古来から日本の生活の中に溶け込んでいる身近な花だったようです。
何より不老長寿の花と言われるように
菊は食べることで解毒物質「グルタチオン」の体内生産を高めることが発見されていたり
何より鮮やかな色合いの素になっているβカロテンや、ビタミンC・E、葉酸などのビタミンB群が豊富と言われております。
そして何とも言えない癒される香り♪と食べたときの風味に
日本人としてのアイデンティティを感じるのは私だけでしょうか?
まさに古来よりあるスーパーエディブルフラワーなのかもしれませんね!